パーツ名称のまとめ
靴や革に使う金具の名称について、纏めております。
この他にも沢山あるのですが、ご参考にしてください(#^.^#)
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靴のパーツの名称
【トップライン(履き口)】
履き口の呼び方です。
【シュータン】
靴紐が足に当たらないようにする保護パーツです。
【レース】
甲を固定する紐です。
【ホール】
レースを通す穴です。
ハトメ金具が取り付けられている靴もあります。
【トウキャップ】
トウキャップ無しや様々なつま先の形があります。
裏革と表革の間には先芯(芯材)が入っており、靴の形状を維持させる為、足の保護の為に使用されてます。
【トウスプリング】
つま先の高さです。
この高さによって歩行のし易さが変わっていきます。
【ウェルト(押しぶち)】
ソールの上部に取り付けられているパーツです。
グッドイヤーやハンドソーンする際はウェルトと本体を縫い合わせる役割をしているパーツです。
マッケイ製法の時は取り付けられていない場合もあります。
ウェルトがすり減っていると追加料金を頂く場合があり、修理も出来ない場合も出てきます。ウェルトがすり減る前に修理する事をお勧めすております。
【ソール(本底)】
床に接するパーツです。
革底、ゴム底があり、革は高級感があり、ゴムは滑りにくくなります。
すり減り防止や長持ちさせる為にハーフソールをお勧めしております。
すり減ったソールはオールソールする事で復元する事が出来ます。
【リフト】ゴムor革あり
床に接するパーツです。主にゴムor革があります。
ゴムは滑りにくくする事が出来、革は積み上げと一体感が出て高級感が出ます。
【積み上げ】
ヒールとなります。
木型によってある程度のヒールの高さは決められ、5㎜位の革を積み上げ、整えていきます。
他にゴムやウレタン、革に似せた南方などの材料もあります。
【カウンター(踵)】
裏革と表革の間にはカウンター芯(芯材)が入っており、踵のの形状を維持させる為、足の保護の為に使用されてます。
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鞄のパーツ名称
【カシメ金具】
2つの材料を固定する金具です。画像では根革と本体を固定し、ステッチと合わせて使い、固定力を上げています。
【根革】
持ち手だけで固定する場合もありますが、鞄本体と持ち手を繋げる役目をしています。
【ハカマ】
鞄の底周辺の外周に取り付けされているパーツです。
修理する際は底とハカマ、本体を外して直す為、大掛かりな修理となります。
【持ち手】
例外を除いたクラッチバッグ以外には、大抵取付られているパーツです。平持ち手、丸持ち手、ショルダーバッグのロング持ち手など、種類があります。
元の持ち手より長くする、短くするカスタム修理もお勧めです。
【カン金具】
根革と持ち手を繋げるための金具です。金具をつける事で、稼働性が上がります。
【底鋲金具】
鞄の底に取り付けられている金具です。
鞄の底に金具をつける事で、鞄がキズつかないようしています。
【底】
鞄の底です。
側面とつながっている物もあれば、底パーツとなっている物もあります。
【ファスナー】
中身がこぼれないように、ロックするパーツです。
ファスナーにはエレメント、テープ、引手など、パーツごとの名称があります。
エレメント・・・金属ファスナーでいう金属部分です。(別名はムシ)
テープ・・・エレメントの脇にある生地です。ファスナーのテープが切れてしまったら、交換となります。
引手・・・ファスナーを開閉する為のパーツです。
【パイピング】
鞄の側面などに膨らみを持たせているパーツです。
パイピングをする事で、縫い割部分を隠し、デザイン性を高める役割をしています。
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鞄の金具 靴の金具 ベルトの金具


ブランドだとジミーチュウではスタッズのデザインが特徴的使われています。



上下パーツを固定するために使われます。

上下パーツを固定するために使われます。




鞄を床に置いた時に鞄に傷が付かないようにする役割、デザインに高級感を持たせる役割でも使われます。

鞄の被せ(蓋)を閉ざす目的で取り付けられるロック式の金具です。

様々な形、サイズがあり可愛らしさ溢れる金具です。

ローファーで使われ、根革に取り付けられ、固定されています。